2021年にAppleは高速充電デバイス「GaNシリコン」(窒化物半導体)の注文を出す予定であるという記事を確認しました。
元ネタ:DIGITIMES
これにより、Appleで販売している、Macパソコンの充電器がより小型化、軽量化されて、さらに高速充電ができるようになる可能性があります。
(iphone用も用意されるかもしれませんが、iphone12は充電器が同梱されていないため、オフィシャルアクセサリとして、別途販売になると想定されます。)
「GaN」とは
詳しくは様々な論文が出ているため、いろいろと検索してみていただきたいのですが、窒化ガリウム(GaN: Gallium Nitride:窒化物半導体)を表します。
窒化物半導体は,高出力電子デバイス用半導体材料として期待されており、レノボ、アンカー、オーキー、バーサスでは、2020年後半に、この技術を用いた急速充電デバイスを発売しており、最近注目されている技術の1つになります。
GaNを採用した実商品の例
GaNを採用した例として、レノボの製品をご紹介します。
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少々値ははりますが、2020年9月に発売されたレノボ社の 」「USB Type-C GaN ACアダプタ」です。
こちらの製品、最新の窒化ガリウムを採用し、「高出力・小型化を実現したACアダプター」になります。
大きさは、標準選択可能な65W ACアダプターと比べ、容積は55%小さくなり、質量は60%削減で重さはわずかに「93g」なんだそうです。
今後の予定
記事を見ると、「GaN」のアダプタを作成している会社「Navitas」は、2021年にアップルや他ベンダーから注文を受ける予定としています。
そのため、MACをはじめ、様々な充電アダプタが小型化・軽量化・高速充電が実現されるのではないか?という情報が出始めています。
最新の技術ゆえに、少々値が張っている印象はありますが、リモートワークでカフェやサテライトオフィスで仕事をする際、パソコンを持ち運ばれている場合は、「GaN」採用のアダプタを持つだけで身軽に仕事ができるようになるかもしれません。