とあるサポートデスクのmatsuです。
先月、私がパソコンを設定するうえではまった事象を紹介します。
Table of Contents
Windows10のライセンス認証(KMS)を行う方法
環境
・KMSサーバ :WindowsServer2012r2
・ライセンス認証したいパソコン:Windows10 Pro
解決策
①KMSサーバをWindowsServer2016で再構築する。
②WindowsServer2012r2に、WindowsServer2016のライセンスを適用する。
詳細説明
どうやら、Windows2012r2にWindows10のライセンスキーを取り込んでも
実際Windows10からKMSサーバに問い合わせても、見つからないといわれ
ライセンス認証ができない模様。
また、どういうことかわからないが、Windows10のライセンスは
ドメインに参加している、ドメインコントローラがなぜか情報を持っていて
ドメコンからライセンス認証を受けるため、実は普段気にならない。
この事象が起こるのは、ドメインに参加してけないものの処理。
例えば、
1)会社内で使わず、外部で使う。
2)マスターパソコンを作成する など。
1)の場合は、会社に定期的に戻して、ドメイン参加することで
ある意味解消する(海外出張などで長期間、外部に持ち出されると
ライセンス保持期間を過ぎてしまう可能性があるため危険だが)
2)の場合は、結構やっかい。
マスターパソコンを作成するときは、ドメインに入ってはならない。
けれども、ライセンス認証がされないと、「設定」画面の操作に
かなり制限がかかる。
解決策として2つ用意した。
①KMSサーバをWindowsServer2016で再構築する。
この方法をとると、Windows10のライセンス認証が通る。
どうやら、WindowsServer2016とWindows10は お友達
WindowsServer2012とWindows8.1は お友達
WindowsServe2008とWindows7は お友達
といった具合になっているようだ。
ただ、WindowsServer2016にあげればいいか?
というとそういうわけでもない。
Office2010がWindowsServer2016に対応していないため
もし会社内でOffice2010を使っていて、KMSサーバを使って
ライセンス認証かけていたら、それができなくなるため要注意。
②WindowsServer2012r2に、WindowsServer2016のライセンスを適用する。
意味わからないですよね。私も正直理解に苦しみますが、この通りです。
具体的な流れを記載します。
1)ボリュームライセンスセンターにログインし
WindowsServer2016のKMSライセンスキーを取得する。
2)KMSサーバにて、以下コマンドを実行
※プロキシの設定を事前に入れておいて、インターネットアクセスできる環境で実施。
- slmgr /ipk 12345-67890-abcbe-fghij-klmno
※12345-67890-abcbe-fghij-klmnoは1)で取得したライセンスキーを入力 - slmgr /ato
- net stop sppsvc
- net start sppsvc
これだけです。
あとは、Windows10から、
WindowsServer2016のライセンスを取り込んだ、WindowsServer2012r2に
ライセンス認証しにいくだけで、あら不思議。
ライセンスが認証するようになります。
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